★【新品・未開封】廃盤希少品 エソテリックESOTERIC J.S. バッハ:ピアノ作品集 マルタ・アルゲリッチ(ピアノ) ESSG-90161 ★

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■J.S. バッハ:ピアノ作品集マルタ・アルゲリッチ(ピアノ) 品番:ESSG-90161 仕様: SACD HybridDSD MASTERING Super Audio CD層:2チャンネル・ステレオ[マルチなし] 美麗豪華、紙製デジパック・パッケージ ピアノで弾かれたバッハ最高峰の一つ。 クラウディオ・アラウ、ネルソン・フレイレ、ダニエル・バレンボイム、ブルーノ・レオナルド・ゲルバーなど、南米出身の名ピアニストは数多いですが、その中でも最も奔放かつ情熱的な演奏で知られるのがマルタ・アルゲリッチ(1941.6.5 ブエノスアイレス生まれ) リスト、シューマン、ショパン、ラヴェルらのピアノ曲、あるいはアバド/ベルリン・フィル、ロンドン響、デュトワ/ロイヤル・フィルらとの協奏曲を次々と録音し、絶大な人気を博しました。 そして乗りに乗った1960年代~70年代の20年間の躍進と充実を締めくくるように録音されたのが、このバッハ・アルバムであったのです。 【商品の状態】 ・新品未開封 あくまで個人の保管品です。 ノークレーム・ノーリターン・ノーキャンセルでお願い致します。 神経質な方のご入札はお控えください。 落札後48時間以内にご連絡出来ない場合はキャンセルとみなしますので御理解ください。 不明な点は質問ください。 よろしくお願い致します。 <ご参考> ■ アルゲリッチ躍進と充実の20年間を締めくくる名演 5歳から名教師スカラムッツァに学び、8歳でモーツァルトとベートーヴェンのピアノ協奏曲を弾いてデビュー。14歳の時ヨーロッパにわたり、グルダ、アスケナーゼ、ベネデッティ・ミケランジェリ、マガロフら名だたるピアニストに学んでいます。 アルゲリッチの名がピアノ界にとどろいたのは1957年、16歳でブゾーニとジュネーヴの2つの国際コンクールで相次いで優勝を飾った時のこと。それを受けて1960年には名門ドイツ・グラモフォンからデビュー・アルバムを発表、さらに5年後の1965年、第7回ショパン国際ピアノ・コンクールでの優勝は、アルゲリッチの名と、美しい黒髪をなびかせた鍵盤の巫女を思わせる容姿とを一躍世界的なものにしたのでした。 ショパン・コンクール優勝後は文字通り世界的な演奏活動を開始し、ドイツ・グラモフォンへの録音も活発化し、リスト、シューマン、ショパン、ラヴェルらのピアノ曲、あるいはアバド/ベルリン・フィル、ロンドン響、デュトワ/ロイヤル・フィルらとの協奏曲を次々と録音し、絶大な人気を博しました。 そして乗りに乗った1960年代~70年代の20年間の躍進と充実を締めくくるように録音されたのが、 このバッハ・アルバムであったのです。 ■20世紀のバッハ演奏史に残る名盤 。 1979年といえば、20世紀のピアノによるバッハ演奏に大きな足跡を残したグレン・グールドが「トッカータ集」を録音し、バッハの主要鍵盤独奏曲のほとんどを録音し終えた年に当たります(この年から翌年にかけて小プレリュード、フゲッタ、フーガを録音し、1981年にゴールドベルク変奏曲の再録音を行なって、グールドのバッハ録音は完結します)。 20世紀はバッハ当時の演奏様式の研究が進化し、バッハ演奏にもチェンバロやクラヴィコードなどの 時代楽器(しかもバッハ当時の楽器やコピー)が使用されるようになった時期であり、ピアノによるバッハ演奏はそれまでほど単純かるロマンティックなものではなくなり、時代様式をどのように取り入れていくかを 考慮する必要が出てきました。 グールドは、19世紀的ロマンティシズムには背を向け、ペダルを控えめにし、ポリフォニックな側面をクローズアップする独自の手法でその点に折り合いをつけ、ピアノによる20世紀のバッハ演奏の一つのスタンダードを作り上げました。 グールドが1956年にゴールドベルク変奏曲のLPを発表して以降、バッハ演奏でグールドの演奏を 避けて通ることはできないという風潮が強くなりましたが、この1979年のアルゲリッチは、そうした風潮には目もくれず、自らの本能が指向するかのような自由自在な、かつ極めて音楽的なバッハ解釈を披露したことで、大きな話題になりました。 ■現在のところアルゲリッチ唯一のバッハ・アルバム トリルを主音から入れること、各部の繰り返しの選択の仕方、また繰り返す場合も特に装飾を加えないこと、「パルティータ第2番」「イギリス組曲第2番」のそれぞれの楽章を間髪いれずに続けていること、ポリフォニックな声部の絡みよりも流れを重視する点など、バッハの代表的な3つの曲集から短調の作品ばかりを選んでいるという選曲も含め、アルゲリッチの個性は作品のあらゆる箇所に明確に刻み込まれています。 アルゲリッチはこのアルバムのほかにはバッハのソロ作品をほとんど取り上げておらず(大曲ではマイスキーとの3曲のチェロ・ソナタ、4台のピアノのための協奏曲がある程度)、その意味で極めて貴重な録音であるといえるでしょう。 ■最高の状態でのSuper Audio CDハイブリッド化が実現 。 録音は、ベルリン・シュテグリツ=ツェレンドルフ区南西のランクヴィッツ地区にあるジーメンス=ヴィラの音楽ホールで行なわれました(そのためグラモフォンは、このアルゲリッチのアルバム表記のようにある時期まで「スタジオ・ランクヴィッツ」と称していました)。 1910年代にフリードリヒ・クリスティアン・コーレンスによって建立されたこのジーメンス=ヴィラは、1925年にドイツの大手電機企業シーメンス(ジーメンス)によって買い取られ、その名で呼ばれるようになりました。 当時のシーメンスの当主ヴェルナー・フェルディナント・フォン・ジーメンスはアマチュアの指揮者でもある音楽愛好家であり、1928年にこのヴィラの中に800平方メートルの音楽ホールを建造しました。 その優れた音響効果は、ステレオ時代以降、レコードおよびラジオ放送の録音会場として急激にクローズアップされ、東西ドイツが統一されるまではダーレムのイエス・キリスト教会と並んで、最も頻繁に録音会場として使用されるようになりました。 イエス・キリスト教会が大規模なオーケストラでさえ録音可能な空間であるとしたら、ジーメンス=ヴィラは 室内楽やソロ、あるいはピアノ伴奏の歌曲向きで、小編成の音楽をじっくりと聴かせる録音に向いているといえるでしょう。 アルゲリッチのグラモフォンにおけるソロ録音はミュンヘンのヘルクレスザールでの録音が最も多いのですが、 このジーメンス=ヴィラは1974年11月のラヴェル・アルバムでも使われていました。 エンジニアはドイツ・グラモフォンのヴェテラン、ハインツ・ヴィルトハーゲンが手掛けており、バッハ作品に相応しいインティメートな空間の中で、ピアノの響きが絶妙な明晰度で捉えられています。 今回のSuper Audio CDハイブリッド化に当たっては、これまで同様、使用するマスターテープの選定から、最終的なDSDマスタリングの行程に至るまで、妥協を排した作業が行われています。特にDSDマスタリングにあたっては、DAコンバーターとルビジウムクロックジェネレーターに、入念に調整されたESOTERICの最高級機材を投入、またMEXCELケーブルを惜しげもなく使用することで、オリジナル・マスターの持つ情報を余すところなくディスク化することができました。 ■『本能のおもむくままのようにして、自在に、奔放にバッハの作品を演奏』 。 「アルゲリッチのバッハで際立っているところは、リズムを歯切れよく刻みながら、しかもそれだけが機械的で乾いた演奏でなく、情感を湛えていかにもみずみずしい印象を与える点であろう。『トッカータ』のフーガの部分、『パルティータ』のシンフォニアのゆるやかな序奏に続く部分などでも彼女は、まさにバッハの音楽にのって自在に弾きまわしており、いかにも熟した演奏を聴かせる。」 (『レコード芸術』1980年7月号、特選盤) 「アルゲリッチの魅力である一種の即興的な音楽性と感覚はバッハの作品においても見事に生かされている。感覚的に実に新鮮であり、バッハ解釈に付きまといがちな重々しさを免れており、バッハの場合であっても音楽が抒情的な芸術であることをはっきりと教えてくれる。彼女は力まずに自然体でバッハに対面している。それでいて作品の構築的な音楽の素晴らしさを犠牲にしてはいない。」 (『レコード芸術』1980年7月号、特選盤) 「アルゲリッチは まさに本能のおもむくままのようにして、自在に、奔放にバッハの作品を演奏している。それでいて、出来上がった演奏には、他の誰でもないバッハの音楽ならではのすごさのようなものが、少しの無理もなく身についている。こんな演奏はピアノに限らず、ちょっと他では聴いたことがない。彼女の天才たる所以だろう。」 (吉井亜彦、『レコード芸術別冊・不朽の名盤1000』、1984年) 「アルゲリッチはここでも持ち前の奔放な情熱や感興に富んだ表現を無理に抑え込むことなく、 自然体でバッハに対している。それだけにイギリス組曲やパルティータのリズムなど、ちょっと独特のところもあるが、自分の感性と読みに忠実に、しかも、しなやかな余裕を持って弾かれた演奏は、決してバッハの音楽を歪めることはないし、思わずため息が出るほど清新な生命力としなやかな感興に富んだ歌に溢れている。アルゲリッチならではの優れてユニークな、みずみずしいバッハといえるだろう。」 (歌崎和彦、『ONTOMO MOOKクラシック名盤大全・器楽曲編』、1998年) 「アルゲリッチ初のバッハ・アルバムとして注目されたディスクである。彼女の精巧なテクニック、輝きに満ちた音色、しなやかなリズム感、個性的な閃きなどが一体となって、生命力に富む演奏が繰り広げられている。時として自由奔放な動きも見られるが、天性の優れたバランス感覚を発揮して演奏の形を美しく整え、 バッハの音楽を感興豊かにまとめあげている。その表現は確信に満ちているが、演奏の流れが見事に統括され、美しい彫琢を見せる。」 (原明美、『ONTOMO MOOKクラシック不滅の名盤1000』、2007年)

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