収穫の季節である秋の雰囲気が漂う品質の優れた鉱物、特に豊饒な大型標本を揃え、【秋のコレクション】特別出品を行います。サイズ:約100x79x76mm重量:約1010グラム産地:Touissit Touissit-Bou Beker mining district Jerada Province Oriental Region Morocco.モロッコのトゥイシット地区からの絶産した硫酸鉛鉱の博物館級母岩付き群晶標本、なんと10センチ、1キロを突破した極めて迫力的な標本に、さらになんと両端の結晶面が揃えた鮮やかな檸檬色の硫酸鉛鉱の無傷なダブルテミネーテッド完全大双晶が標本の中心に鎮座し、絶産してから長い年月が経った現在では非常に得難い博物館級硫酸鉛鉱の極美完全大双晶の母岩付き標本です。巨大な方鉛鉱の母岩にポケットが開き、その内部に小さめの無色透明な白鉛鉱群晶と檸檬色の硫酸鉛鉱が群生し、方鉛鉱の酸化によって生成された鉛の二次鉱物の典型的な産状が確認できます。大型標本の最も際立つ真ん中の位置に鮮明なバランスで鎮座する硫酸鉛鉱は双晶産状で、その双晶共になんと無傷で両端のブレード状錐面が揃えった完全結晶で、ご覧の通り完璧な結晶面に強烈な照りが確認でき、UVライトで赤く蛍光します。博物館級標本に相応しいサイズと重量感はもちろん、最も特筆すべきことはやはり一般的な結晶とひと味違う完全たる両錐結晶が発する強い存在感で、絶産してから50年近く経た現在では非常に得難い博物館級硫酸鉛鉱の極美完全大双晶の母岩付き標本です。モロッコ東部のオリエンタル州に位置するトゥイシット地区は北アフリカ有数の鉛・亜鉛の鉱山地帯で、ミシシッピーバレー型鉱床と呼ばれるこのタイプの鉱床は石灰岩、苦灰岩などの炭酸塩岩層を交代して層状に産する鉛・亜鉛鉱床で,北米のミシシッピー川中流域ではじめて発見されことにちなんで命名された低温熱水鉱床です。低温熱水由来の特徴として方鉛鉱や重晶石、蛍石の巨晶が多量に伴い、また鉱体の鉄含有量が低く、主産鉱物である閃亜鉛鉱は透明度の高い黄褐色産状に呈します。方鉛鉱、閃亜鉛鉱、白鉛鉱などの鉛・亜鉛鉱物以外に藍銅鉱や孔雀石などの銅の炭酸塩鉱物も産出したが、トゥイシット地区は観賞用鉱物標本の世界で名を馳せるのは硫酸鉛鉱の存在です。鉛の二次鉱物である硫酸鉛鉱は原産地イギリスのアングルシー島に因んで命名され、鉛鉱床の酸化帯に見られる鉱物で、通常は無色に近い不透明な塊状あるいは皮膜状に呈し、自形結晶の産出は稀です。トゥイシット産硫酸鉛鉱は優れた大結晶産状と濃厚な色合いで世界最高品質と公認されるが、1970年代末から1980年代初頭にかけの短期間採掘を経て絶産し、2000年代にすでにクラシック標本として数えられます。こちらの商品はトゥイシット地区からの絶産した硫酸鉛鉱の博物館級母岩付き群晶標本、なんと10センチ、1キロを突破した極めて迫力的な標本に、さらになんと両端の結晶面が揃えた鮮やかな檸檬色の硫酸鉛鉱の無傷なダブルテミネーテッド完全大双晶が標本の中心に鎮座し、絶産してから長い年月が経った現在では非常に得難い博物館級硫酸鉛鉱の極美完全大双晶の母岩付き標本です。巨大な方鉛鉱の母岩にポケットが開き、その内部に小さめの無色透明な白鉛鉱群晶(画像10)と檸檬色の硫酸鉛鉱が群生し、方鉛鉱の酸化によって生成された鉛の二次鉱物の典型的な産状が確認できます。大型標本の最も際立つ真ん中の位置に鮮明なバランスで鎮座する硫酸鉛鉱は双晶産状で、その双晶共になんと無傷で両端のブレード状錐面が揃えった完全結晶(画像19:頂部 画像8:底部)で、ご覧の通り完璧な結晶面に強烈な照りが確認でき(画像345)、UVライトで赤く蛍光します(画像7)。博物館級標本に相応しいサイズと重量感はもちろん、最も特筆すべきことはやはり一般的な結晶とひと味違う完全たる両錐結晶が発する強い存在感(画像16)で、絶産してから50年近く経た現在では非常に得難い博物館級硫酸鉛鉱の極美完全大双晶の母岩付き標本です。この度コレクション整理のため出品いたします、この機会をぜひお見逃しなく。注意事項※写真は白熱灯/UVライト環境で撮影しております。※天然石のため、多少のヒビや欠け等のダメージがあります。※お使いのモニターにより写真と実物で色が異なる場合がございます。※サイズや重量に若干のズレがある場合がございます。※台座やミネラルタックは付属しません。不明点につきましては、ご購入前にご確認をお願い致します。