以下の整備を施しています。・ネットワークの改修・配線の引換え・磁性流体の塗替え・スピーカーターミナルの交換・金属製ダボの錆び落とし・サランネットの洗浄クロスオーバーネットワークのツイーター側のパーツを一新しています。(写真7枚目左上)ツイーター用コンデンサに神栄キャパシタ製PETフィルムコンデンサとニチコン「DB」シリーズを搭載。アッテネータはセメント抵抗から酸化金属皮膜抵抗に変更しています。内部配線を引き換えています。(同右上)各ユニットまでをSHARKWIRE製「SNZ1.0」に変更。OFCケーブルです。ツイーターは分解清掃し、内部の磁性流体を新しく浸透させています。スピーカーターミナルはポストを樹脂キャップ製に交換しています。サランネットを固定する金属製のダボは、表層の腐食を落としてあります。サランネットは石けんで洗浄してあります。触れると表面がややザラついているのがわかりますが、破れはなく綺麗です。-------キャビネット外装は、ウーファーのフレームに擦り傷がある(写真8枚目)程度で、中古流通品の中では美品の類です。金属製のダボは黒色のメッキがありますが、腐食を取り除いた部分はメッキが剥げています。(写真9枚目)-------コンポ付属用として登場しましたが、型番を変え単体販売もされたスピーカーです。高剛性のアルミダイキャストフレームのウーファー、分厚い前面バッフル。堅牢な造りは、まさに単品スピーカーのそれです。音は柔らかめで、ブックシェルフスピーカーとしては申し分ないくらいの深い低音が出ます。ヤマハの「テンモニ」とは真逆の音。音のバランスをそのままに、高音域の低歪化と延命の整備を施しています。外観の状態も比較的良好です。この機会にいかがでしょうか。-------主な定格・2WAY/2Speaker/バスレフ型/ブックシェルフ型・寸法:W210 x H348 x D308 mm・重量:7.8kg・再生周波数帯域:45Hz~30kHz・インピーダンス:8Ω・許容入力:30W・最大入力:60W