山岡鉄舟真筆保証いたします。偏向雨中開(只々雨中に向かって咲く)出典は宋代の胡仲弓元の詩は楽事毎従忙裏過好花偏向雨中開楽事は毎（つねに）忙裏より過ぎ、好花偏に雨中より向かって開く読み下しますと、楽しい事はいつも多忙の中によって過ぎ去ってしまうが、好花は只々雨中に向かって咲開く七言の中の「好花」を敢えて抜き、なぜ五言にして「偏向雨中開」だけを鉄舟は揮ったのか。これは私の考えなので大変恐縮ですが、鉄舟が悟り得た価値観を自分が目指している生き方の形容としてこの部分「偏向雨中開」だけを選んだのだと思っております。後世に伝わる鉄舟の生き様を鑑みると、まさに鉄舟の生き方を表している様な「只々雨中に向かって咲く」鉄舟が天を仰ぎ目を閉じて雨に打たれている姿が思い浮かびます。これは鉄舟が剣や禅、様々な方々との関わりから学び得た人間としての真の生き方。鉄舟にとっての座右の銘にしていたようにも思えます。当方、30年来山岡鉄舟を収集し続け、恐れながら大抵の贋作は1秒ほどで見抜ける自信を持っております。落款や印譜が無くても真作はすぐに分かる心眼を持っているつもりですので安心して入札なさってください。万が一公認機関で贋作と鑑定を受けた場合は全額返金いたしますが、そんな事はありませんのでご安心ください。私の父が中野の鉄舟会の道場で長年、故大森曹玄老師に師事し、鉄舟研究で何冊も本を出版している故寺山旦中氏は私の父が弟分のように可愛がっており、家では「寺山君が、寺山君がとよく申しておりました。そんな環境ですので私の家には鉄舟の書や画賛などが沢山飾ってあり、小さい頃から鉄舟の書は日常生活の中にありました。最近、ショップさんが真作とタイトルに打って、全く酷い贋作を出品しているのを本当に多く見受けます。おそらく悪意は無く落款印だけを見て(それも少々違っているのですが)真作と謳っているのでしょうが、書や落款は本当に酷いものが多いです。それでも入札なさっている方がとても多いので皆様どうぞお気を付けください。今回、鉄舟の書5点と鑑定や解読に役立つ鉄舟の資料集を出品しておりますのでよろしければオークションページにある「出品者のその他のオークションを見る」をクリックして是非ご高覧ください。作品の状態ですが、経年のヤケやシミなどがございますが、大変趣きのある良い書だと思います。花に纏わる書なので華道や茶道での掛軸としてもよろしいと思いますし、大変小振りですので、床の間以外の場所に飾っていただく事も可能だと思います。時代物をご理解なさっていない方、新品、小綺麗な物をお探しの方はご入札をご遠慮なさった方がよろしいかと。送料に関しましてはヤフオクルールに従い、梱包材代や梱包手数料などは頂かずヤフネコ宅急便で発送いたします。こちら60サイズなので送料はとてもお安く済むと思います。サイズ（概寸です)全体：縦166.2㎝横28.2㎝（軸先除く）本紙：縦119.8㎝横14.8㎝落札後、48時間以内のご連絡、決済をお願いいたします。