【真作】狩野尚信/自適斎「竹林七賢図」肉筆 絹本 水墨 額装◆落款印筆跡美術館品比較詳細画像有◆y680

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※その他の出品作品は上記をクリックしてください【真作】狩野尚信/自適斎「竹林七賢図」肉筆 絹本 水墨 額装◆落款印筆跡美術館品比較詳細画像有◆y680【本作品について】1.特別出品の本作品は、狩野尚信が自適斎号落款で、絹本に水墨で描いた、七名の老師が竹林に集う歴史画「竹林七賢図」です。2.まず注目すべきは、落款右脇に「古法眼図」と記しますので父子共に法眼の位を授けられた場合の父の方を言う称で、狩野派の祖を指しますから、狩野元信作の竹林七賢図を寫意したことを示しています。なお「寫意」とは、東洋画で、形似(けいじ)なれども、外形を写すことを主とせず、画家の精神または対象の本質を表現することを言います。そのこと実際に確認すべく、東京国立博物館所蔵の伝・狩野元信筆「商山四皓・七賢図屏風」(16世紀)と比較すると、右屏風が多人物を多彩に配置の大作なれども、尚信はそれら見どころ=急所部分だけを、(かように限られし横物スペースに)コンパクトに集約・凝縮し、一目で象徴画と知れる仕上げに成功の座布団十枚級なれば、お見事のひとことに尽切る技量かと存じます(掲出比較画像参照)。3.本作品に描かれる「竹林の七賢(ちくりんのしちけん)」とは、3世紀の中国三国魏末に、俗世間を避け山中に隠遁し、礼節を捨てて竹林に会し、老荘・道家思想に基づく俗世から超越した談論を行う清談(哲学的な談話)を行ない、酒を飲み琴を弾じ交遊した次の七人の老師を指します。阮籍(げんせき)、康(けいこう)、山濤(さんとう)、劉伶(りゅうれい)、阮咸(げんかん)、向秀(しょうしゅう)、王戎(おうじゅう)。彼らは、漢代末期から続く乱世で、儒教的教えに反感を抱いた結果清談に至ったとされるもので、竹林は彼らの理想とする「清」を象徴しております。このこと道家に通じるも、むしろ老荘(老子+荘子)思想の系統に属する中心思想たることが重要です。4.落款「自適斎筆」は尚信の晩年号と知れ、印章は「藤原」朱文円印と「狩野」朱文円方印を捺しております。右二印を、二つの印譜集すなわち「日本書画鑑定大事典」第7巻及び、吉岡班嶺編著「真偽評価鑑定指針」第23巻所載の各「狩野尚信印譜集」との比較では概一致を確認しております(掲出各比較画像参照)。なお「概一致」の所以は、二つの印譜集所載印同士の比較でも、印線が微妙に異なるのは、いずれかがorいずれも江戸末期の木版製印譜集からの転載によることから、版刻師の腕の差が原因で微妙な印線違いが生ずることが原因です。5.さて右3の印譜比較の微妙な違いは、今さら補正できないので、併して尚信の晩年号落款「自適斎筆」の筆跡比較を執り行いました。右二つの印譜集には多数の落款筆跡資料が所載されますので、晩年と知れる「自適斎筆」に絞り比較を試みたところ、ご覧の通り書家であれば手が震えかねない中央軸に対し左右対称風の「隷書」書体、即ち扁平な台形を右下に引っ張ったような形をとり、また筆画は「波勢」といううねりを帯びている書法での、墨筆の打ち込み、留め、流し、筆勢緩急は比較資料と見事に一致しておりました。6.また水墨画であることから、画についても墨筆の打ち込み、留め、流し、筆勢の緩急の筆跡や濃淡墨描写技法含め確認したところ、いずれも狩野派正統系譜の優等生的な筆致・運筆・筆跡でありました。特に狩野派独特の衣紋線が極め付きたることを特記しておきます。即ちこれだけ多数の衣紋線を描きながら、筆の甘い箇所は一箇所も見当たらず、「曇り一点ない」秋晴れ爽快感のような「百点満点」と評価しても大過ございません。7.そして見過ごすことなかれ、掲出した各老師の顔の拡大画像ご覧の通り、右3に名を挙げた七名各老師のお顔は個々に特徴捉え異なれど、その「清談」顔の佇まいを見れば、賢者の風貌が奥ゆかしく描かれしこと以って、個々異なる古人ヒストリーを想起させる描写にございます。8.しかるに右2及び4至7が相俟り、高い蓋然性が確保できましたので、本品の真作保証を致します。9.作品のコンディションは、時代品ですので扁額表具には時代並みの傷みがございます。だが幸いにも本紙は、ヤケ、シミ、左下隅の小メクレのみにて、いずれも時代味と心得し鑑賞方針を是とされれば、このままのお披露目でも充分に展覧映え致します。【略歴】狩野尚信 かのう-なおのぶ1607-1650 江戸時代前期の画家。慶長12年10月6日生まれ。狩野孝信の次男。父の跡をつぐ。寛永7年(1630)江戸にでて幕府奥絵師となり木挽(こびき)町狩野家をひらく。二条城御所などの障壁画制作に参加した。代表作に聖衆来迎寺客殿の襖絵「竹林の七賢図」。慶安3年4月7日死去。44歳。京都出身。通称は主馬(しゅめ)。号は自適斎。【内容】肉筆 絹本 水墨 額全体:51.3 x 99.8 cm / 本紙:43 x 64.5 ㎝ 【状態】ヤケ シミ イタミ 額にイタミ※くれぐれも画像にて詳細をご確認頂き ご納得された上でご入札頂きますよう宜しくお願い申し上げます【発送について】ゆうパックの【送料着払便】にて送付いたします※元払発送による過剰な送料請求を避けるため、送料は着払でお願いしています 。※落札価格が1点で50万円(税抜)を超える場合、御礼の気持も含めまして送料を≪日本全国完全無料≫とさせて頂きます (160サイズ以下での発送に限る)。【絵画の出品に関するルール】【真作】本物であると断定できる作品【模写】・わずかでも真作ではないと疑いのある作品・作者不明の作品・所定の鑑定機関の無い作品・当方で判断出来ない場合も含まれます→上記および「真作」と明記していないものは真贋について当方では不明=最終判定保留の作品ですので全て模写といたします。商品タイトルや商品説明に【真作】と明記のある作品につきまして公定鑑定人、あるいは公定鑑定機関で、真作でないという判断がなされた場合は下記に基づき落札代金を返済の上、返品に応じます (但し、画廊等・美術商・第三者・自称目利きの方などの非正規鑑定は保証対象外と致します)商品タイトルや商品説明に真作とあるものについて鑑定を行う場合は、商品落札日から5日間の間に鑑定する旨をご連絡ください5日間の間にご連絡の無い場合は保証対象外となりますので特にご注意くださいご連絡頂いた商品については鑑定に要する日数及び保証期間の日数を最長60日間までとさせて頂きますその場合、所定鑑定人など責任ある専門鑑定機関の鑑定書か鑑定領収書をご提出下さい※鑑定費用、交通費、諸経費(振込手数料・送料・返品時送料等など)につきましては落札者様ご自身のご負担になりますのでご了承下さい尚、ご返品頂いた作品の状態を確認致しました後に、落札代金をご返金させて頂きます鑑定を希望される方は、ご自身でのお手続きをお願い致します。鑑定代行は致しませんオークションの性質上、誤入札の取り消し・キャンセル・返品は一切お受け致しかねます正当な理由なくキャンセルを希望される場合は落札代金の30%をお支払い頂ける場合に限りお受け致します【注意事項】・商品やお取引に関してご不明な点がありましたらお気軽にご質問ください・終了時間間際のご質問はお答えできない可能性がありますのでご了承ください・新規、悪い評価が多い方はご入札を取り消す場合もございますので、予めご了承ください・商品は特に明記のない限り基本的には骨董品・美術品と言った古い物、中古品です・説明・写真等をよくご覧になった上でご判断頂き、御入札をお願い致します ・状態説明に関しましては常々分かりやすい記載に努めていますが、 時代を経た骨董品・美術品という性格上、言葉では説明しきれない時代の擦れや古格等も当然ございます そういった骨董・美術品への理解・造詣をお持ちの方のご入札をお願いします。 ・サイズは出来る限り正確に測っておりますが、多少の誤差が生じる場合が御座います・PC環境により色など実物と多少誤差が生じる場合があることを予めご了承ください・トラブルを避ける為、質問がございましたら 必ず入札前にお願い致します評価に関しては頂いた方にのみお返しさせて頂きます。ご了承下さいませ。【ご同意事項】入札、ご落札の際には上記事項に全てご同意いただいているものとさせていただきます。ヤフオクを世界へ - Japan Auctions to the World

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