【リノベーション品＃011】ONKYOのレトロ函にKENWOOD同軸2WAYとピエゾツイータを移植　底深い低音既成品を組み合わせて再生した作品です。何も作っていないので自作と称するにはおこがましく、メンテナンスと称するには手を入れすぎ。そこで勝手にリノベーションと言わせていただきます。その第11号として、標記の品物を出品します。◆概要　古いONKYOのレトロ函（やや大きめ）に、KENWOODの同軸2WAYのユニット（カーオーデイオ向けの製品）と、ホーン型のピエゾツイータをはめ込んでみました。KENWOODが2WAYなので高域で帯域重複の濁りが心配でしたが、ピエゾの圧電素子が発する超高域が勝って杞憂だったようです。KENWOODの17cmというのは初めて使うもので、底の深い低音に驚いています。◆リノベーションの内容1.本体・函　昭和の時代のレトロ函にしては厚板を使った重量級でしたが、破損部や傷、色褪せのひどい状態でしたが、パテ盛り補修、ヤスリがけで表面を整えたうえで、ブラウン色とマホガニ色を面ごとに調合して色調をそろえ、つや出しを8回重ねて写真の状態まで復元しました。　背面にはバインディングポストとバスレフ孔φ50mmを設置しました。バスレフは共振周波数Fd=60Hz台になるように設計してダクト長さを決めました。 底面にはインシュレータを兼ねたフェルトパッドを四隅に取り付けました。　写真には一部分しか映っていませんが、自作のサランネットが付属します。 2.ユニットウーハ：コーン形17cm　8Ω　何Wかは不明（同軸2WAY)ツイータ：ピエゾ（圧電素子）型ツイータ（ホーン形）5inch　◆音の傾向（個人主観）・深みと重さを感じる低域　17cmのユニットサイズであることと函の効果があいまってしっかりと低域が出ています。・突き抜ける高域　ピエゾ素子の高域は、可聴域を超えて発していると思われ、突き抜けるような印象です。楽器の音色につやを出す効果があるようです。・全体の音　全体的には質感豊かな音場再現と言えそうな、存在感のある音がでます。なお、ピエゾ素子の高域は耳の良い人にとっては「耳に刺さる」ように感じられるかもしれません。/////////////////////////////////////////////////最後に：　傷んだジャンク同然の函をどこまで再生できるか、腕だめしのつもりで作業を始めましたが、大き目のサイズに相応のユニットを選んでからこのような形に仕上がりました。素人作業なので細かい部分で雑な仕上がりですが興味深いシステムになったと思っています。函の入手原価と材料費の半分から始めさせていただきます。無保証、ＮＣ＆ＮＲのルールでお願いします。 ※今後もリノベーション作品を出品する予定です。※当方、時代遅れのため海外発送はご容赦願います。※他にも出品しています。よろしければそちらもご覧ください。