伊平屋島・伊平屋酒造所さんの「たつ浪」(たつなみ) です。44度。1800ml。2018年7月26日詰め。箱無し。先ず、このお酒を造られた伊平屋酒造所代表の保久村昌章さんが10月23日に62歳でお亡くなりになったそうです。お父さんの昌弘さんが2019年7月に亡くなられてわずか3年後のことでした。ご冥福をお祈りします。僕は10年来のメル友？でした。新しいお酒が出来ると飲んだ感想を伝えたり、保久村さんからはテイスティング用のお酒を送ってくれたり。そして僕が失業・無収入になるまでは、保久村さんが造りたいお酒を造れるよう、また伊平屋酒造所さんの応援も兼ねて、微力ながら直接お酒を購入し続けていました。泡盛を世界に広めるキッカケになるのは、今年の産業まつりでリリースされた瑞穂さんの「BEYOND」のようなお酒かもしれませんが、世界中のハードリカーマニアを虜にするのは、保久村さんが造っていたようなお酒だと、僕はずっと確信していました。そして、僕にとって「最も個性的な泡盛酒造所」は、皆さんが言う「白百合」の池原さんではなく、「照島」の伊平屋さんでした。伊平屋さんは今年になって法人化したようですが、これからどうなるんでしょう。さて、このお酒のことですが、元々は那覇の会員制泡盛バー・泡盛倉庫さんが、廃業した千代泉さんが遺したお酒をつかっていろいろプロデュースする際、真っ先に伊平屋さんを訪ねて、「千代泉さんの33度貯蔵酒をブレンドしたお酒を造って欲しい」と依頼したことに始まります。2018年3月中旬のこと。保久村さんはその「千代泉」をテイスティングし、昔の造り方での「たつ浪」をブレンドすることにしました。実際に発売された「たつ浪 千代泉ブレンド」(画像9枚目) を飲んだことがある人はわかると思いますが、香ばしくて濃厚な部分は「たつ浪」によるものです。保久村さんは泡盛倉庫さんとの打ち合わせ後、すぐ製造に掛かりました。3月下旬に製麹・仕込み。4月下旬に蒸留。そして3ヶ月ほど甕に移してお酒を馴染ませました。甕入れの際の種酒として10年前に造った「たつ浪」をつかったと記憶しています。で、「千代泉」と「たつ浪」をブレンド後、少しだけ余った「たつ浪」がこれ。一升瓶でわずか44本。泡盛オタクや伊平屋さんのファン向けに販売されました。裏のラベルに記載された簡易濾過 (網杓子) と言うのは、実質無濾過です。もちろん濾過器などはつかわず、網杓子を置いてゴミを混入させないだけの保安濾過 (画像10枚目) のことです。ぜひ、伊平屋さんのお酒を知って下さい。＜お願い＞送り先が沖縄県の場合、特別なご事情なければ、配送方法は「日本郵便・ゆうパック」の方をご指定下さい。今のところ、「ヤマト運輸・宅急便EASY」は送料も高い上に、船便に回されてしまいます。*****・お酒です。20歳未満の方は絶対に入札しないで下さい。・商品はもちろん未開栓で、暗所に保管していますが、いずれも経年品で、酒屋さんで買ったもの以外にいただきものや二次流通品購入のものもあるため、味や品質の保証はできません。また、瓶・ラベル・箱などにはいくらかキズや汚れがあります。・瓶詰め後もしくは蒸留後の経過年数に関しましては、ラベルや箱などの法定表示、酒造組合の自主規定表示などでも判断しております。独自の見解やたまには誤解もありますので、経過年数を前提に入札なさらず、ご参考程度にてお願いします。また、特に小規模酒造所における古いラベルの継続使用や、まれに不当な表示の商品もあるようです。それらによる経過年数誤認についてはご容赦下さい。・出品物の画像はすべてスマホで撮影しています。特に近距離で撮影した場合はラベルなどが歪んで写ってしまいますので、ご承知おき下さい。・ご連絡は、落札者様の方から、落札後24時間以内に取引ナビでお願いします。(いたずら落札ではないことの確認と、梱包資材などの準備のため)・お支払いは「かんたん決済」の期日内にお願いします。・複数落札での「まとめて取引」(同梱・一括支払い) には対応できますが、決められた手順がありますので初回のご連絡前に「ヘルプ」でご確認下さい。・一般的な形状の4合瓶を1本発送する場合、たいていはヤマト運輸さんのボトル専用箱を使います。その箱の3辺合計が61〜62cmのため、規定では80サイズとなるのですが、発送の依頼時点で60サイズで引き受けてくれることが時々あります。その際は送料の差額をお返しすることが難しいのでご了承お願いします。・匿名取引を利用していますので、領収証の発行はできません。・商品到着後、問題がなければ速やかに「受け取り連絡」をお願いします。(受け取り連絡をしていただかないと入金されないシステムのため)（2022年 11月 3日 4時 43分 追加）泡盛倉庫さんプロデュースの誇酒プロジェクト千代泉ブレンドは、赤の松藤31度 → たつ浪40度 → 南光36度の順番でしたね。「真っ先に伊平屋さんを訪ねて」ってのは思い込み過ぎでした。ごめんなさい。