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茶道具工芸掛軸『「佐竹本山三十六歌仙」小大君十二単衣図絹本』共箱重要文化財茶事七事式茶道教室表千家裏千家千家十職茶会席

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サイズは、全体63.2×131、書55.3×33.1cmです。美品です。一連のお茶道具はお茶の先生宅よりお譲りいただいたものです。小大君（こおおきみ、天慶3年（940年）から天暦4年（950年） - 寛弘2年（1005年）もしくは寛弘8年（1011年）頃）は、平安時代中期の女流歌人。三十六歌仙、および女房三十六歌仙の一人。はじめ円融天皇の中宮藤原子に女房として仕え、のち三条天皇（居貞親王）の東宮時代に下級の女房である女蔵人（にょくろうど）として仕え、東宮左近とも称された。「佐竹本」に登場する女性は髪と装束の違いで見事に描き分けられていて、造形美に驚かされます。小大君は顔もしっかり描かれていて、あまり位の高い人ではなかったようです。この歌は、藤原朝光と恋愛関係にあった当時に贈った歌ともいわれています。 ※歌仙絵のなかでも最高傑作とされる鎌倉時代の名品「佐竹本三十六歌仙絵」は、1919年に一歌仙ずつに分割され、別々の所有者のもとに秘蔵されました。原型とは異なっていますが、一部を除き重要文化財に指定されています。岩橋の夜の契も絶えぬべし明くるわびしき葛木の神【現代語訳】葛城の神が岩橋を架け渡したのは、その容貌を恥じたのか、夜の間ばかりを選んでのこと。私も葛城の神のような容貌を、朝の明るさの中で知られてしまっては、夜の契りも絶えてしまうのではないかと心配です。

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