*ブランド*　G.BORRI　ジーボリー 雑誌プレシャスや25ansレベルでは、やっぱり最後は「バッグはクロコダイル」が終着点のように思えます。 私が取引をしていた舶来品を扱う大きな貿易会社さんが5年前くらいにクローズしたのですが、 その会社は本当にオーストリッチ・クロコダイルをかなり専門的に扱っていて、 その営業マンの知識や情報はもう「歩くクロコダイル辞典」と言わんばかりに、 沢山の知識を私も教えてもらいました。 そこで最後クローズ前に大量に私のショップのお客様が大勢（勿論私も）クロコダイルのバッグを買いました。 誰もが「一度は持ってみたい、クロコダイルが凄いのはよくわかってる・・ でも自分には関係ない世界」と思うと思います。 当時実際私もそうでしたし、沢山買われた私のショップのお客様方もそうでした。 でも、とあるタイミングで運命的に手が届く価格で最後会社をクローズするときに手に入るとわかったときに、 私も含め大勢のお客様がここぞとばかりに「一生もの」を買いだめされていました。 若い頃は普通のブランドバッグ、カジュアルバッグでも構わないでしょう。 でも、ある年代になったら、きちんとした場で、いつかは1つ真のバッグを持っていたい、 そう思うものです。 クロコダイルにも当然色々種類やランクがあります。クロコなら何でもいいということでもありません。 カイマンはザラっとしていてちょっと老けたというか、おじさんっぽいアイテム感に見えてしまうし、 価格帯も知れてしまいます。 最低限まず、「センター取り」であること、これは大きな条件です。 こちらはイタリアの名門のメーカー、G.BORRIジーボリーのもの。 目を引くカラーリング、珍しい色ですが、それはイタリアならではかもしれません。 サフランカラーという色名がついています。 底鋲付き。台形でコンパクトしっかりめ、形が崩れません（でも軽い）。 機能性も優れていて、上のマグネットフラップを開くと中は2つ仕切りになっています。 G.BORRIのロゴプレートあり。 バランスのよい上品な大きさ、身の回りのものはすべて入ります。 画像はある時期の雑誌プレシャスからのショットなのですが、 やはりこうやってクロコダイルのバッグを添えています。それが大人のたしなみのようです。 不思議なもので、クロコダイルというのは「麻薬」のようなもので、 一度持つと、次へ次へと欲しくなる・・・。 今のバッグは殆どがお腹の部分で取っており、 真ん中にほぼ左右対称の線が入っているのが、『センター取り』と言って、 もっともロスが多い取り方なので、価値があるとされています。 そういう意味でこのバッグは表面が左右対称になっているので 高額な良いお品である（そしてニロティカス）とわかります。 中は合皮仕上げです。 またこちらを手にされた方、そのあとの日常的な使い方です。 革表面の「なめし法」についてですが、エナメルのように光っているのは 当然エナメル加工なわけではありませんので、 非常に水に弱い。雨が降りそうな時には、出来るだけ持ち歩かない方が安全。 もしどうしても雨にあって、不覚にも雨に濡れた場合は、素早く乾いた布で拭き取ること。 濡れたそのままにしていますと、濡れた部分が艶がなくなり、悲惨になります。 艶の消えた部分が水玉模様のようになってしまいます。 そんなきちんとした知識や情報を受けて買付したバッグです。 ●クロコダイル　ニロティカス ●イタリア製 ●メーカー　G.BORRI ●カラー：サフランカラーと表現されています ●2回程使用　画像のように止めるところが少しだけ切れています。恐らく前面底近くに汚れを付着させてしまっています 定価640000円税別でした サイジング 上横26、底横28、縦24.5、マチ12、ストラップドロップ12.5 （厚めのコートでなければショルダー小脇抱え可能） 重さ650ｇ xvpbvx